会社を辞めました

 

 

どんどんおかしくなっていった自分に、気付いていたのか、気付いていなかったのか

 

それは、自分が思ったより遥かに、遠いところに来てしまっていたというところでした。

 

 

自分や周囲を見失いながら

目と耳を塞いでどうにか正気を保ったつもりでいて

そうやって真っ暗な中を掘り進みながら

 

それで私は自分の中に、捨てられないものを見つけたの

 

 

それは献身で

 

 

私は自分のために生きられない

 

 

どうして生きているんだろう

 

 

自分のことなんて誰も理解してくれはしない

 

自分を守れるのは自分だけだった

 

それでも、自分をぼろぼろにしないと気が済まない

 

 

どうして生きているんだろう

 

 

この人生に何の意味があるのか

 

 

他人のために生きればいいなんて

 

 

そう思えるほど純粋でもない

 

 

そんなつもりもないの

 

 

もうやめようよ

 

 

いらないの

 

 

何もいらないの

 

最初からそうなの

 

 

誰も理解してはくれない

 

 

私が欲しかったのはそれだったのかもしれない

 

ちがうものを割り当てられるのが苦痛だ

 

そのくせ、理解されることを諦めている

 

 

それを突きつけられる度

 

私のもとに諦めの感情とぐしゃぐしゃになった自尊心が存在を主張してくるの

 

 

それが可哀想で、だから、今更、なんて言っても、理解してはくれない

 

 

 

 

 

私はあなたのことを疑い続けます

 

 

 

 

 

 

 

あなたがそうするように